自分の専門外のことを学ぶことで間接的に専門力を高めることに貢献する

急性期病院で仕事をしていると、どうしても自分の専門分野のことを優先して勉強することになります。

患者さんへの治療効果に直結しますし、これは誰もが信じて疑わないことだと思います。

一方で、一見すると専門分野の知識や技術の習得と関係ないと思われるものでも、回り回って自分の専門力を高めることに貢献できるものもあります。

急性期病院での経験が約20年ほど経過して、基本的な知識や技術を習得しているからこそ、これが活きてくるとも言えますが、場合によっては新人のうちから取り組んでおいた方が良いものもあります。

電子カルテ入力の速度を上げるためのタッチタイピングなどはこれに当てはまるのではないでしょうか。

タッチタイピング(ブラインドタッチ)は誰もが身につけるべきスキル

病院に限らず、今は思った以上にパソコンを使った文字入力が必要な職種が増えていると思います。

年配の職員で、「自分はもうすぐ定年退職するから、今から新しいことを勉強する必要はない」というふうに思っていても、定年する年齢が延長されることも多いですから、やはりできた方がいいでしょう。

おそらくどの病院でも今でもカルテ入力に両方の人差し指しか使っていない人もいます。

おかげで頭の中にある文章を入力したいだけなのに、キーボード操作に終始するあまり内容を忘れてしまったり、入力に時間がかかりすぎて業務を圧迫するということがあります。

これがスピーディーに入力できれば、浮いた時間で勉強したり、定時で帰宅して趣味に没頭してリフレッシュできたり、家族との団らんに時間を使うこともできます。

イライラも減りますから仕事へのストレスが減り、満足度も高まるのではないでしょうか。

一見すると、医療行為とタッチタイピング(ブラインドタッチ)というのはあまり関係なさそうなのですが、最終的には医療の質を高めることに貢献できることです。

専門外の知識の習得が自分の専門分野のスキルを高める

内科の医師が外科系の知識を深めたり、リハビリ職種の人がヨガとか太極拳に触れたり。

自分の専門外のことであっても、知識や技術を深めることで最終的には自分の専門職種の知識を高めることにつながることは多いと思います。

もちろん、最低限の専門知識や技術がしっかりと修得されていることが大前提であり、これを抜きにしてあちこちに手を出すのはオススメしません。

でも、国家資格を持っているのであれば、最低限のことができるという証明でもありますので、引き続き専門分野のハイレベルな知識を深めつつ、同時並行して異なる分野の見識を深めるというのもいいでしょう。

自分の専門分野しか知らないという状態では、今まで世の中になかった新しい発見とか、先進的なアイデアは降りてこないかもしれませんね。

その道一筋という人にとっては、回り道だと感じたり、邪道だと敬遠されることでもあります。

これはその人それぞれの価値観がありますので、押し付けるつもりはありませんが、私はタッチタイピングとかヨガとか哲学とかお遍路とかオートバイとか。

いろんな趣味や、知識の入り口を持っていたことで、本業の助けになったという事例をたくさん経験しています。

もちろん本職の勉強も抜かりなくやっています。

まずは食わず嫌いにならないで試しにやってみるといいよ

もし、この記事を読んて自分でも異なる分野の見識を深めてみようと思ったとして、その事柄が最終的に自分の専門分野を深めることに貢献できるという見通しをもって取り組めたら最高です。

でも、逆に実際の業務で役に立った理由を掘り下げてみると、「あの時にあれを学んでいたからだ」と気が付くようなときもあるでしょう。

わたし個人の意見としては、まずは食わず嫌いにならずになんでもやってみるというのが大切かなと思います。

どこでどのように役に立つかというのは、正直その時がきてみないとわかりません。

でも、やらなかったら今のルーティン業務をひたすら続けていくだけです。

非常に質の低いことをやっていたり、効率が悪い状態を「これが普通だ」と思って、ただ淡々とこなすことしか選べないわけですよね。

そもそも、自分の業務内容について効率や質を求めていない限りは「こんなもんだ」とすら思わないかもしれません。

各方面で名前が挙がるほどの人たちは、ほぼ例外なく好奇心を押さえつけずにいろんな分野に飛び込んでいるという一面があります。

だからというわけではないのですが、専門家としても、人間としても自分の幅を広げるために思い切ってやってみることは、悪い選択ではないのではないでしょうか。

その代表がタッチタイピング(ブラインドタッチ)です。

そこまでいかなくても、ちゃんと10本の指を使って文字の入力速度を高めることでもいいと思いますので、是非とも取り組んでもらいたいと思います。

私はこうやってブログを書いているので、日常的に他の医療に従事している人よりもたくさんの文字を入力していると思います。

なので、カルテ入力にそれほど時間はかかりません。

空いた時間で家族との時間を楽しんだり、他の分野へのアンテナを張り巡らせることができています。

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